中国湖南省江永県において、女性たちの間だけで数百年に渡り伝承されてきた文字、女書(ニューシュ)。言語学を専門とする遠藤織枝は、女書文化の調査研究と保存に取り組む、世界でも数少ない研究者の一人です。アーティスト・ YUCA は、2001年に訪れた中国で女書と出会い、その稀有な文化の輝きに心を動かされました。
本展では、遠藤が収集した貴重なオリジナルのマニュスクリプト(三朝書/さんちょうしょ)、そこに綴られた女性の歌を紹介するとともに、祝福と哀痛が交差 する両義的な女書の世界観を描く YUCA のサイトスペシフィックなインスタレーションが展開されます。二つのアプローチから辿る、消えゆく文化の深遠。その煌めきが、時空を越えた連歌を奏でま す。
会場 ギャラリ—ef
会期 2010年3月26日〜5月9日