はじめまして。羽ペン工房のスタッフOです。
7月6日(日)、羽ペン作りのワークショップの講師をさせていただきました。
羽ペン・・・英語ではクイル、絵本の中に出てくるようなペンです。
最近は羽の軸に普通のペンを付けて結婚式での署名などに使われていたりしますが、
本来は長い歴史のある自然の羽だけでできているペンなのです。
万年筆ができるまではずっとこの羽ペンが人々の書く道具でした。
今回ご参加いただいたのは、全員カリグラファーの方々でした。
羽ペンをご覧になったことはあるけれど、使われたことはないという方々です。
でも最後にはご自身で羽ペンを作り、その場で試し書きもしていただきました。
素敵な文字やラインをたくさん拝見できましたよ。
自分で使う物を自分の手で作り出せるというのは喜びですよね。
そういう時間を皆さまと共有させていだき、とても嬉しく思っています。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
私はロンドンでカリグラフィーを勉強している時に、羽ペン作りを学びました。
初めて羽ペンで羊皮紙(ベラム)の上に文字を書いた時の感触は忘れられません。
やはり羽ペンで書くときの感触は特別なのです。
ワークショップ受講された方々には、サーティフィケートを工房代表からお渡ししています。
活版印刷のスペシャリストである嘉瑞工房様にお願いして作っていただきました。
活版印刷の美しさを皆さまに手にとって感じていただきたいです。
このサーティフィケートは羽ペン工房の誇りです。
羽ペン工房は羽ペン作りのワークショップを初め、
「手」でつくる時間を楽しめる場所になれればと思っています。
これからもどうぞよろしくお願い致します。