アンドリュー・ファン・デル・メルヴェ : ウェビナー『ビーチカリグラフィー』2021

ご登録について 2021.2.1

ウェビナーにお申込いただきました方には、開催日前日に招待メールが送られます。

招待メールの指示に従って、ご登録をお願い致します。

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開催のご案内 2021.1.25

南アフリカ在住、ビーチ・カリグラファー、アンドリュー・ファン・デル・メルヴェ(Andrew van der Merwe)によるオンラインセミナー(ウェビナー)『ビーチカリグラフィー』を開催いたします。

今回はJ-LAF賛助会員対象のイベントとなります。
サポーティングメンバー、フレンズ会員の皆様を無料でご招待致します。

詳細、申込み方法は1月25日にお送りするメールニュースでご確認ください。

■開催日時

① 2月6日(土)20:00〜21:30 英語のみ
② 2月13日(土)20:00〜22:00 通訳付き

■定員 先着各80名

■内容
『ビーチカリグラフィー』

チベットの僧侶には、手の込んだ曼荼羅を砂で作り、完成したあかつきには出来上がった物を一掃する伝統があります。南アフリカのカリグラファー、アンドリュー・ファン・デル・メルヴェは仏僧ではありませんが、海岸の湿った砂にマークを刻み、その作品を潮が洗い流すのを眺めることに大きな喜びを得ています。

ファン・デル・メルヴェは、子供の時に、ビーチにそっと触れた時のその驚くほど美しい反応を発見したと述べています。その後1980年代に、サーファーとして、また若い哲学の学生として、彼の好奇心に満ちたマーク・メーキングは、カリグラフィーに対する情熱と融合し、新しいアートの形に成長しました。独特の美しさがあり全く一時的なものであるビーチカリグラフィーは、鍛錬であり、瞑想でもあり、ひとつの運動の形です。

くっきりと彫られたVカットのマークは、古い石に見られる骨の折れる文字彫刻を思い起こさせますが、これは全くつかの間のものです。作品は波や満ちた潮に洗い流されます。永遠のものと一時的なもののパラドックスが見る者の前に用意され、物事に執着しないことの教訓がその実行者に教えられます。成果よりも過程が極めて重要だということを。それはつまり、保存された結果よりもその瞬間の肉体の感覚が大事だということです。時として残るのは、出来事の思い出である平面の写真だけです。そうしている間にもビーチは潮に流され、次の作品にと白紙の状態になるのです。

このレクチャーでファン・デル・メルヴェは、彼のアートの形がどのように進化し、どのように行なわれているのかをスライドと動画で紹介します。彼は道具やテクニックをこだわりなく公開し、アプローチの哲学を語り、ビーチカリグラフィーの心理的な利点を皆さんと共有します。また、従来の紙とインクでのカリグラフィーについて、このビーチカリグラフィーが彼に与えた新鮮な見識についても触れる予定です。

 

*2008年のスペシャル記事 WOR(L)DS プロジェクト レポート〈Beach Calligraphy〉も是非ご覧下さい。https://j-laf.org/special/1332.html

 

<講師プロフィール>
Andrew van der Merwe
(アンドリュー・ファン・デル・メルヴェ)
ビーチカリグラファー

アンドリュー・ファン・デル・メルヴェは、南アフリカのケープタウンを拠点とするカリグラファーで、25年間プロとして活動しています。彼が文字を愛するようになったきっかけは、若き6歳で初めて書き方の授業を受けたときに、美しい先生が長い茶色の髪を彼の机の上にたらして、彼の文字に金色の星印をつけてくれたことでした。ケープタウン大学で哲学と政治学の学位を取るために読書をしながら、カリグラファーとしてフリーランスのアルバイトを始めました。カリグラフィーはほぼ独学です。

彼の専門は、ブランディングのためのワードマーク(ロゴタイプ)のデザインと、イルミネーテッド・アドレス(彩色を施した公式の感謝状作品)制作です。その贈呈先にはネルソン・マンデラ氏、バラク・オバマ夫妻などが含まれます。ファン・デル・メルヴェは、文字に関連するあらゆる仕事やアートに力を注いでいますが、ビーチカリグラフィーと彼が名付けた先駆的な取り組みで、最もよく知られています。

カリグラフィー講師としての彼の主な関心は、手と腕のメカニズム、リズムとライティングのテクニック、およびこれらが良い文字の形とどのように関係しているかにあります。ファン・デル・メルヴェはすべての作品において、彼の抱くリズムと良い動きの理論である「お手本や幾何学的な分析は理解の助けになるが、最終的には、良い形は良い動きについてくるもの。」を表現しようと努めています。

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